イベント

研究室ハイキングに行ってきました(平成30年5月19日)

 (ルート:伏見稲荷ー泉涌寺―清水寺―京都駅ー飲み会)

 

青森県六ケ所村 日本原燃 原子燃料サイクル施設 視察

放射性廃棄物の地層処分の理解を深めるため、当研究室の6名が表記の施設を視察しました。

<スケジュール>

1日目(12月6日)
・ 新幹線で京都-東京-八戸(約6時間)
・地層処分に関する勉強会(約2時間)八戸泊

2日目(12月7日)
・八戸から日本原燃・六ヶ所原燃PRセンターへ(約2時間)
・日本原燃PRセンターおよび原子燃料サイクル施設(約3時間)
・ユーラス六ケ所ソーラーパーク、六ケ所村主要部(30分)
・むつ小川国家石油備蓄基地(1時間)
・七戸十和田駅へ(1時間半)
・新幹線で七戸十和田-東京-京都(約6時間)

<1日目>

・原子力発電環境整備機構(NUMO) 講義

原子力発電の核燃料を再処理しウラン・プルトニウムを取り出す一連の流れについて、またその際に発生する高レベル放射性廃棄物やその地層処分の日本における現状について、NUMO広報部の池田様より講義を受けました。

 

<2日目>

・日本原燃株式会社 六ヶ所村原燃PRセンター

原子力発電の使用済み燃料を再処理し、ウランとプルトニウムを取り出す一連の流れについて学びました。また、全国から低レベル放射性廃棄物を受け入れ地表付近に埋設している様子を、模型にて体感しました。

PRセンター正面玄関

低レベル放射性廃棄物の模型

原子力発電の燃料の模型

さらに、放射性廃棄物や使用済み核燃料については、安全性を非常に重要視していて、災害を想定した様々な対策が行われている旨紹介されました。

PRセンターでの説明の後は、実際に原子力施設を視察しました。写真撮影は全面的に禁止で、厳重なセキュリティチェックを経て以下の施設を視察しました。

・低レベル放射性廃棄物1号、2号埋設施設
・ウラン濃縮工場(外から)
・中央制御センター
・使用済み燃料再処理工場
 ・使用済み燃料一時冷却プール
 ・ガラス固化体一時貯蔵施設

・低レベル放射性廃棄物埋設地

全国各地から六ヶ所村の当施設へ低レベル放射性廃棄物が集められます。低レベル放射性廃棄物はドラム缶に充填されていて、地表付近のコンクリートピットに埋設され、最終的にベントナイトや砂質土で覆土されます。

低レベル放射性廃棄物の処分の様子(PRセンターの模型)


・使用済み核燃料再処理工場

再処理前の使用済み燃料を一時冷却貯蔵しているプールを見学しました。また、再処理の工程で発生した高レベル放射性廃棄物をガラス固化体として中間貯蔵庫に30-50年保管している様子も見学しました。こちらで保管されて十分冷却されたガラス固化体は、地下300m以深の地層へ処分されることになっているそう。
日本ではプルトニウムは単体で保持することができないため、分離したのちに再びウランとの混合体として保管されます。また、精製したウランが一定基準以上の濃度にならないようにIAEAによって厳しく監視されています。

PRセンターから撮影した再処理工場。左の排気煙突は青森で一番高い建造物とのこと。

 

※今回は、一時貯蔵プール・再処理施設・ガラス固体化冷却施設 を見学

分離や精製については国家安全保障上の重要機密のため、見学不可となっていました。

使用済み核燃料を保管しているプールの様子(PRセンターの模型)

使用済み燃料4mに対しプールの深さは12mあり、十分な深さが確保されています。万が一水槽内に人が落ちても、燃料より1.2m離れていれば問題はないため、沈まずに浮いている限り安全とのこと。

使用済み核燃料の模型(PRセンター)
(この金属製容器内にウラン鉱石を濃縮してウラン燃料にしたペレットが内包されている)

・ユーラス六ケ所ソーラーパーク

六ケ所村は、原子燃料サイクル施設だけでなく再生可能エネルギーにも力を入れています。ソーラーパネルや風車が多数設置されており、風車は92基あるとのこと。

 

 

・むつ小川原石油備蓄基地

日本の原油消費の13日分が、全51基のタンクのうちメンテナンス作業中のものを除いた45基に備蓄されています。一つのタンクにはドラム缶55万本の原油が備蓄されます。

石油備蓄基地の全体の外観(模型)

展望台からみた石油備蓄基地